スタッフブログ

無意識に共感を求めている

電話代行日記

2024年03月15日 07:27:00

お電話対応をしていると

大きくわけて、「共感を求める方」と「結論を求める方」この2つのタイプに分類できると思ったりします。

人間だれしも否定されたり疑われたりしたくないので

とりわけお電話でのやりとりですと、そのあたりを探る意味でも、「共感」を得ておきたいとおもうのではないでしょうか。

お電話でいう「相槌」はこの「共感」を大きく表現するためにとても重要な行為です。

お電話でこの相槌のタイミングが悪かったり、違和感を相手に与えたりしてしまうと

途端に「共感」ではなくなってしまうのです。

やたら早いタイミングの相槌だったり、適当な相槌だったりすると

たちまち相手の方は不安になってしまい、その会話は気持ちの良いものではなくなってしまうのです。


少し話が飛んでしまいますが、タンチョウ鶴の求愛ダンスをご覧になったことはありますか?

昔から、雪の中で行われるこのダンスは幻想的にもみえ、素敵なのですが

タンチョウ鶴がダンスをする目的は、いま眼の前にいる相手と共感をもてるのかどうか、

一緒に子育てをしていくパートナーとしてふさわしいのかどうか

お互いのくちばしを動かしたり、羽を動かしたりするタイミングを合わせ、

うまく一緒に動ける(共感しながらうまく合わせられる)かどうかを

試すことなのだそうです。

それくらい相手から共感を得られるかどうかは死活問題なのだということなのですね。

当然、私達人間にとっても、共感を求める本能というのは備わっているはずで

それが、安全に生き抜いていく術なのです!

誰かとお話するときも、無意識にそういったセンサーは働き

相手に対して安心感を抱くか、敵とみなすかを識別しているのではないか!と思えてなりません。

ほんのいっときの、数分お話するだけのお相手ですが

せめてその時だけでも、「共感」を得られるような対応であるべきだなぁと思うのでした。